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ボストンのホテルの窓から

これもGR1sで、ボストン出張の折り、ホテルの窓から撮ったものです。
ボストンのホテルの窓から_b0011622_2017224.jpg
最近「折り返し地点」のことを良く考える。
「ランチタイムの経済学」によると、「生きるということは消費すること」らしい。エコノミストに言わせると「借金して消費している人」は「せっせと貯蓄している人」よりも人生の勝者なのらしい。とすれば、身を削って仕事に奔走している世のエグゼたちは皆とんでもない勘違いをしていることになる。

昔、こんな逸話を読んでことがある。正確には全部覚えていないか、こういう筋書きだ。ある文明国の経営コンサルタントが、小さな島にやってきた。そこはとてもたくさんの魚が簡単に釣れるすばらしい島だった。この島にある男が妻と5人の子供たちと生活していた。男は、毎日釣りに行き、その日食べる分だけの魚を捕った。残りの時間は椰子の木の下で、昼寝をしたり、子供たちと遊んだりして過ごした。
経営コンサルタント「こんなに魚がいっぱいなのに、どうしてもっと魚を捕らないのかね」
男「食べきれない程魚を捕ってどうするんですか」
経営コンサルタント「売ってお金にするのさ」
男「お金を得てどうするのですか」
経営コンサルタント「お金があれば、網が買えるじゃないか」
男「網を買ってどうするのですか」
経営コンサルタント「網があれば、もっと魚が取れるじゃないか」
男「もっと魚を捕ってどうするのですか」
経営コンサルタント「魚を売って、もっとお金を儲けるのさ」
男「もっとお金を儲けてどうするのですか」
経営コンサルタント「お金があれば、人を雇って、もっともっと魚が捕れる。魚を捕って売れば、もっと儲かる」
男「もっと、もっと儲けてどうするのですか」
経営コンサルタント「お金があれば、仕事をしないで、椰子の木の下で昼寝をしたり、子供たちと遊んで過ごせるじゃないか」

今、せっせと蓄えて仕事をしている人たちは、楽しみを後回しにし、借金して楽しんでいる人たちは、楽しみを先取りしている。突然ぽっくり死んでしまったら、どちらが得だったか、良くわかるだろう。「アリとキリギリス」はどちらも冬まで生き続けたから、アリはキリギリスを笑うことが出来たが、もしも、両者が夏の終わりに死んでしまったら、どちらが良い人生を送った、と言えるだろうか。逸話の価値観は、アリであっても最後に労働の果実を味わってから死ねる、という前提あってこそだ。ひょっとしたら、バカな私たちを勤勉にする為の政府や権力者のペテンなのかもしれない。
でも、思う。もし、キリギリスのように楽しみを先取りして生き続けてしまったら、そして、最後には、年取って、生活力もなくなって、お金を貸してくれる人もいなくなったら、どうして生きていけば良いのだろう。そう思うと、不安で、アリになってしまう。

でもね、そういう人生にも、「折り返し地点」があっても良いのじゃないか?ここまで来たら、後は折り返しても、最後まで何とか生きていける、そういう地点は、いつなんだろう?都会の喧噪と、仕事のプレッシャーとを離れて、時間を草の伸びる速度で感じ、季節の移り変わりを肌で感じ、鶏の声で目を覚まし、虫の音で眠りにつく。写真を撮っては、あ~だ、こ~だ、と気のあった友達と語り合う、そういった「折り返し地点」、欲しいと思っても、自分の中で、「★」と目標決めないと、いつまでも、最後まで折り返せなくて、延々と折り返せないで、あこがれるだけで、一生を送ってしまうんじゃないかと思う。
皆さんは、そんな焦りに駆られませんか?
by swingbroadway | 2005-06-24 00:02 | GR1sで気軽に